By Sphera’s Editorial Team | 6月 21, 2022

持続可能な建築材料

欧州環境政策では、製品の環境への影響をますます重視するようになっています。 製品ライフサイクルをエンドツーエンドでとらえることは、法的要件や基準の策定において重要な考え方です。 その目的は環境パフォーマンスを継続的に改善することにあります。 また、このライフサイクルアプローチはグリーンビルディング認証の普及によっても推進されています。

これらの変化を受けて、建築材料においては環境製品宣言(EPD)が標準化されています。 持続可能な建築を評価するためには、使用されている建築材料に関するすべての関連情報が、一般的かつ国際的に有効フォーマットで利用可能である必要があります。 EPDはグリーンビルディング市場にアクセスする機会を提供します。

さらに、EPDおよびその核心要素であるライフサイクルアセスメントは、製品開発におけるイノベーションを推進します。 どちらもライフサイクル全体で製品の分析、最適化を行い、コスト削減やリスク低減を実現させる強力な手段です。

環境製品宣言(EPD)とは?

環境製品宣言(EPD)により、ライフサイクルアセスメント(LCA)に基づく製品の環境パフォーマンスアセスメントが可能になります。 EPDは、製品およびそのアプリケーションに関して検証可能、正確、そして誤解を招く恐れのない環境情報を伝えることで、科学的根拠に基づく公正な選択を支援し、市場主導の継続的な環境改善の可能性を高めます。

環境製品宣言(EPD)の情報は情報モジュールで表現されます。これは製品のライフサイクルを通じて、データパッケージの整理と表現が容易にできるようにするものです。 建設分野におけるEPDの目的は、建築およびその他の建設工事を評価し、環境への負荷がより少ないものを特定するための基礎を提供することです。(出典:EN 15804)。

環境製品宣言に関するその他のリソース

Spheraのライフサイクルアセスメント・ソフトウェアを使用した環境製品宣言

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イタリアのセラミック産業のための環境製品宣言

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環境製品宣言(EPD)は実際にどのように使用されているのでしょうか?

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